名詞節の基本

名詞節で「〜ということ」を表す

that / if / whether

説明

名詞節は、主語と動詞を含むひとまとまりを、文の中で1つの名詞のように使います。

「彼が来ることは知っていた」「雨が降るかどうかわからない」のように、文のまとまりを主語や目的語として使います。

始まりの語は内容で選びます。事実・考えなら that、Yes / No で答える疑問なら if / whether、疑問詞を含む疑問なら what / when / where / who などです。

that 節は動詞の後ろだけでなく、glad や sure などの形容詞の後ろにも続きます。

名詞節の主な始まり
始まり意味
that
意味
〜ということ
if / whether
意味
〜かどうか
what
意味
何を〜か/〜すること・もの
when / where / who など
意味
いつ/どこ/誰が〜か
名詞節を読む順序
  1. まとまりの中身
    判断
    事実なら that、疑問なら if / whether や疑問詞
  2. 文中での位置
    判断
    主語・目的語・補語として1つの名詞のように読む
  3. まとまりの中の語順
    判断
    疑問文の語順ではなく、基本は主語 + 動詞にする
  4. if / whether の制限
    判断
    文頭の主語や whether ... or not では whether を選ぶ

今回のゴール

  • 名詞のまとまりの始まりの語(that / if / whether / 疑問詞)を、中身の種類に合わせて選ぶルールを理解する
  • 名詞のまとまりを主語・目的語・補語として文の中で使えるようになる
  • if と whether の使える場所の違いを理解する
  • 疑問詞で始まる名詞のまとまり(間接疑問)を文の中に組み込めるようになる
  • It is ... that 〜 の仮主語構文を使って文が作れるようになる
  • be + 形容詞 + that 節で感情や確信の内容が言えるようになる

接続の語の選び方

ゴール

名詞のまとまりの始まりの語(that / if / whether / 疑問詞)を、中身の種類に合わせて選ぶルールを理解する

that は「〜ということ」、if / whether は「〜かどうか」、whatは「〜すること / もの」を表すまとまりを作ります。まとまりの中は肯定文の語順を保ちます。

文の形
that / if / whether / what + 主語 + 動詞

疑問詞が主語になる場合は、what happened / who called のように「疑問詞 + 動詞」になります。

使い分け
〜ということ
I think that he is kind.(彼は優しいと思う)
〜かどうか
I don't know if she will come.(彼女が来るかどうかわからない)
〜すること
What I want is a new bike.(私がほしいのは新しい自転車です)
関係代名詞のまとまりとの違い
名詞節は文の中で主語・目的語などになる名詞のまとまりです。関係代名詞のまとまりは直前の名詞を後ろから説明するまとまりです。that の前に説明される名詞があるかどうかが、区別する手がかりになります。

例文

I think that this book is interesting.

私はこの本が面白いと思います。

解説
that のまとまりが think の目的語です。口語では that を省略可能 (I think this book is interesting.)。

I don't know if she will come to the party.

彼女がパーティーに来るかどうかわかりません。

解説
if のまとまりが know の目的語です。「〜かどうか」という意味です。whether も使えます。

I wonder if this is the right answer.

これが正しい答えかどうか気になります。

解説
wonder(〜かどうか気になる)の後は if / whether を使います。「正しいかどうか」を疑問に思う表現です。

I wonder that she is happy.

I wonder if she is happy.

wonder は「〜かどうか気になる」の意味なので、後ろには if / whether を使います。that は「〜ということ」の意味で、疑問の意味にはなりません。

文の中での働き

ゴール

名詞のまとまりを主語・目的語・補語として文の中で使えるようになる

that / if / whether / what から始まるまとまりを、文中で主語・目的語・be動詞の後ろの説明として使います。よく使うのは、動詞の後ろに置く目的語の形です。文頭で主語にするとやや硬い表現になり、be動詞の後ろに置くと「何の内容か」を説明できます。

文中での役割
主語
That / Whether ... + 動詞
目的語
動詞 + that / if / whether ...
be動詞の後ろ
主語 + be動詞 + that ...

例文

I know that you are busy.

あなたが忙しいのは知っています。

解説
目的語としての名詞のまとまり。最も一般的な使い方で、動詞の後に置きます。

Whether he will agree or not is uncertain.

彼が同意するかどうかは不確かです。

解説
whether のまとまりが主語です。文頭では if ではなく whether を使います。

The fact is that we need more time.

事実は、私たちにはもっと時間が必要だということです。

解説
that のまとまりが be動詞の後ろにあり、事実の内容を説明しています。

if と whether の違い

ゴール

if と whether の使える場所の違いを理解する

if と whether はどちらも「〜かどうか」という意味ですが、使える場所が違います。

目的語のまとまりなら if / whether のどちらも使えます。文頭で主語にするときや whether ... or not の形では、whether を選びます。

使い分け
目的語
if / whether + 主語 + 動詞
文頭・主語
whether + 主語 + 動詞
強調形
whether ... or not

例文

I don't know if she will come.

彼女が来るかどうかわかりません。

解説
目的語として使う場合は if でも whether でも OK。if の方がやや口語的です。

I don't know whether she will come or not.

彼女が来るかどうかわかりません。

解説
whether ... or not は自然でわかりやすい形です。目的語なら if ... or not も可能ですが、文頭では whether を使います。

Whether we should join the soccer team is a big decision.

私たちがサッカー部に入るべきかどうかは大きな決断です。

解説
whether の後ろに主語 + 動詞を続けた名詞節です。文頭では if ではなく whether を使います。

If she will come or not is unclear.

Whether she will come or not is unclear.

文頭で主語になるまとまりでは whether を使います。if は文頭で主語になるまとまりには使えません。

間接疑問の組み込み

ゴール

疑問詞で始まる名詞のまとまり(間接疑問)を文の中に組み込めるようになる

what / when / where / who などの疑問詞で始まるまとまりも、 文の中で名詞のように使えます。

文の中に入れるときは、直接疑問文の語順ではなく疑問詞 + 主語 + 動詞の語順にします。疑問詞そのものが主語になる場合は、疑問詞 + 動詞 の形になります。

疑問詞のまとまり
what
I know what you want.(あなたが何をほしいか)
where / when
Tell me where she lives.(彼女がどこに住んでいるか)
who
I don't know who called me.(誰が電話したか)

例文

what のまとまり

I don't know what he wants.

彼が何をほしがっているのかわかりません。

解説
what he wants が know の目的語です。what does he want のような疑問文の語順にはしません。
where のまとまり

Please tell me where the station is.

駅がどこにあるか教えてください。

解説
where the station is が tell の目的語です。where is the station ではなく、主語 + 動詞の語順にします。
who が主語になるまとまり

I don't know who called me.

誰が私に電話したのかわかりません。

解説
who が called の主語になっています。この場合は who + 動詞 の形になり、主語を別に足しません。

I don't know where is he.

I don't know where he is.

名詞のはたらきをするまとまりの中は、肯定文の語順(主語 + 動詞)にします。疑問文の語順にはしません。例: what does he want → what he wants。

関係代名詞のまとまりとの違い
名詞節は文の中で主語・目的語などになる名詞のまとまりです。関係代名詞のまとまりは直前の名詞を後ろから説明するまとまりです。 I know what she likes. は「彼女が何を好きか」を知っている、I know the song that she likes. は「彼女が好きな歌」を知っている、という違いです。

It is ... that の構文

ゴール

It is ... that 〜 の仮主語構文を使って文が作れるようになる

that のまとまりを主語にすると文頭が長くなるので、It を仮の主語にして that のまとまりを後ろに回せます。「It is + 形容詞 + that 〜」の形がよく使われます。内容は変わりませんが、英語ではこちらの方が自然です。

仮主語 It の形
元の形
That + 主語 + 動詞 ... + is + 形容詞
自然な形
It is + 形容詞 + that + 主語 + 動詞 ...

例文

It is clear that he is honest.

彼が正直だということは明らかです。

解説
元の形は「That he is honest is clear.」。It を仮の主語にして that のまとまりを後ろに回しています。

It is important that we study hard.

私たちが一生懸命勉強することが重要です。

解説
It is important + that 〜 の形です。that のまとまりの内容の重要性を述べています。

It is surprising that he passed.

彼が合格したのは驚きです。

解説
surprising(驚くような)+ that のまとまりです。It を使って自然な語順にしています。

Is surprising that he passed.

It is surprising that he passed.

that のまとまりを後ろに回すときは、文頭に仮主語の It が必要です。It を省略しません。

be + 形容詞 + that

ゴール

be + 形容詞 + that 節で感情や確信の内容が言えるようになる

glad / happy / sorry / sure などの形容詞の後ろには、that で始まる文のまとまりを続けられます。形容詞が気持ちや確信を表し、that のまとまりが「何についてそう感じているか」「何を確信しているか」を表します。

文の形
主語 + be動詞 + 形容詞 + that + 主語 + 動詞
よく使う形容詞
気持ち
glad / happy / sorry + that ...
確信
sure / certain + that ...

例文

I'm glad that you like it.

あなたがそれを気に入ってくれてうれしいです。

解説
glad が気持ちを表し、that you like it が「何についてうれしいか」を表しています。

She is sure that he will come.

彼女は彼が来ると確信しています。

解説
sure が確信を表し、that he will come が「何を確信しているか」を表しています。

I'm sorry that I was late.

遅れてしまってすみません。

解説
sorry の後ろに that のまとまりを続けて、申し訳なく思う理由を表します。

I'm glad you like it that.

I'm glad that you like it.

形容詞の後ろに内容を続けるときは、that をまとまりの先頭に置きます。that は文末に置きません。

まとめ

  • 名詞のまとまりの始まりの語(that / if / whether / 疑問詞)を、中身の種類に合わせて選ぶルールを理解する
  • 名詞のまとまりを主語・目的語・補語として文の中で使えるようになる
  • if と whether の使える場所の違いを理解する
  • 疑問詞で始まる名詞のまとまり(間接疑問)を文の中に組み込めるようになる
  • It is ... that 〜 の仮主語構文を使って文が作れるようになる
  • be + 形容詞 + that 節で感情や確信の内容が言えるようになる