逆接を表す接続詞(although / though)

although / though / even though で「〜だけれども」と逆接を表します。

説明

although / though / even though は、前半と後半が対立する内容を 1 つの文につなげます。

「疲れていたけれど働き続けた」「先生は厳しいけれど優しい」のように、予想と違う結果や対立する内容を伝えたいときに使います。

although は標準的、though は少しカジュアル、even though は「こんなに〜なのに」と強調を加えます。

似た表現に despite / in spite of がありますが、こちらは前置詞句で後ろは名詞、although / though は接続詞で後ろは主語+動詞のまとまりです。

3つの形の使い分け
伝わる内容
although〜だけれども(標準的・書き言葉でも自然)
though〜だけれども(少しカジュアル / 文末でも使える)
even though〜なのに(さらに強調) / 予想とのギャップを強める

今回のゴール

  • although / though で逆接(〜だけれども)が言えるようになる
  • although / though の節の位置(前置・後置)を覚える
  • even though で逆接を強調できるようになる

although / though で逆接(〜だけれども)が言えるようになる

although / though は「〜だけれども」を表します。前半と後半の内容が対立する、あるいは予想を裏切るときに使います。
although の方が標準的で書き言葉にも自然になじみ、though は少しカジュアルな響きです。
though は副詞として 文末に置いて「〜だけどね」 のように軽く付け足す使い方もあります。

語順
Although/Though + 主語 + 動詞, メインの文

例文

Although + 主語 + 動詞

Although it was cold, we went out.

寒かったけれど、私たちは外出しました。

解説
寒い → ふつうは外出しない、という予想と違う結果を後半に置いています。
Though + 主語 + 動詞

Though he was tired, he kept working.

疲れていたけれど、彼は働き続けました。

解説
though は although とほぼ同じ意味で使えます。少しカジュアルな響きです。
Although + 主語 + 動詞

Although the teacher is strict, he cares about us.

先生は厳しいけれど、私たちのことを思ってくれています。

解説
厳しい → 冷たい人、という予想を裏切る後半が来ています。
文末の though(副詞用法・口語)

The exam was hard. I passed, though.

試験は難しかった。でも受かったよ。

解説
文末に置く though は副詞で「〜だけどね」と軽く付け加える言い方になります。話し言葉でよく使います。

although / though の節の位置(前置・後置)を覚える

although / though の 主語+動詞のまとまり は、メインの文の前にも後ろにも置けます。
although / though の文を前に置くときはメインの文との間にカンマを入れます。メインの文が先のときはカンマ不要です。
「先に対立する内容を提示してから結論を述べたい」場合は前置、 「結論を先に伝えてから理由を補足したい」場合は後置にすると、語順で印象を変えられます。

使い分け
although / though の文が先(カンマあり)Although it was cold, we went outside.
メインの文が先(カンマなし)We went outside although it was cold.

例文

although の文が先(カンマあり)

Although it was cold, we went outside.

寒かったけれど、私たちは外出しました。

解説
文頭に逆接の節を置くことで「対立する状況」を先に印象づけられます。
メインの文が先(カンマなし)

We went outside although it was cold.

寒かったけれど、私たちは外出しました。

解説
結論(外出した)を先に伝え、although で理由を補足する形です。although の前にカンマは入れません。
though の文が先(カンマあり)

Though he was tired, he kept working.

疲れていたけれど、彼は働き続けました。

解説
though でも語順とカンマのルールは although と同じです。

even though で逆接を強調できるようになる

even though は「こんなに〜なのに」と、ふつうの although より 予想とのギャップを強く感じさせる言い方です。
「雨が降っているのに(普通なら行かないよね)走りに行った」のように、後半の意外さを際立たせたいときに使います。
although の代わりに使えて、語順やカンマのルールも同じです。

語順
Even though + 主語 + 動詞, メインの文メインの文 + even though + 主語 + 動詞

例文

Even though + 主語 + 動詞

Even though it was raining, he went jogging.

雨が降っていたのに、彼はジョギングに行きました。

解説
雨 → 走らないのが普通、という予想を強く裏切るニュアンスが出ます。
メインの文 + even though

She passed the test even though she didn't study.

勉強しなかったのに、彼女はテストに受かりました。

解説
「勉強しないと受からない」という前提を強く裏切る後半です。although でも意味は通じますが、even though の方が驚きが伝わります。
Even though + 主語 + 動詞

Even though he is young, he speaks three languages.

若いのに、彼は3カ国語を話します。

解説
若さ → ふつうそんなに話せない、という意外さを強調しています。
despite / in spite of との違い
despite / in spite of も「〜にもかかわらず」と逆接を表しますが、後ろに置けるのは名詞や動詞の ing 形だけです(前置詞句のため)。although / though は主語+動詞のまとまりが続くので、文を続けたいときはこちらを選びます。
例: Despite the rain, he went jogging. / Although it was raining, he went jogging.

間違えやすいポイント

Although he was tired, but he kept working.

Although he was tired, he kept working.

although にすでに「〜だけれども」の逆接が含まれているので、but を重ねると意味が二重になります。どちらか一方だけ使います。

Very although it was cold, we went outside.

Even though it was cold, we went outside.

although を強めたいときは very ではなく even though を使います。very は形容詞・副詞を強める語で、接続詞には付きません。

Although the rain, he went jogging.

Although it was raining, he went jogging. / Despite the rain, he went jogging.

although の後ろは主語+動詞のまとまりが必要です。名詞だけを置きたいときは前置詞句の despite / in spite of を使います。

I was tired. Although, I kept working.

I was tired. However, I kept working. / Although I was tired, I kept working.

although は接続詞なので、文と文を「. Although,」でつなぐことはできません。文の頭で逆接を切り出すには however を使います。

まとめ

  • although / though で逆接(〜だけれども)が言えるようになる
  • although / though の節の位置(前置・後置)を覚える
  • even though で逆接を強調できるようになる