「頼む・求める」を表す ask / request / require の違い・使い分け
ask ・ request ・ require はどれも「頼む・求める」と訳せますが、強さと改まり度が違います。
意味の早見表
ask を使うとき
気軽に「頼む・尋ねる」を表す基本動詞です。質問にも依頼にも使え、相手を選びません。"ask + 人 + to V" (人に〜してくれと頼む) や "ask + 人 + 質問" (人に質問する) の形で頻出します。会話で最もよく使われる頼み方です。
ask を使うときの例文
Can I ask you a favor?
- お願いごとをしてもいいですか。
I asked him to help me with my homework.
- 彼に宿題を手伝ってと頼みました。
request を使うとき
「丁寧に依頼する」を表すややフォーマルな語です。お客様への案内・公式な書類・ビジネスメールでよく使われます。動詞だけでなく名詞 (a request = 要望) としても頻出します。ask より硬く、機械的・正式な響きがあります。
request を使うときの例文
Passengers are requested to remain seated until the plane stops.
- 乗客の皆様は飛行機が停止するまでお席にお座りいただきますようお願いします。
We received a request for more information.
- 追加情報の要望を受け取りました。
require を使うとき
必要なもの・満たすべき条件を表します。規則や状況の説明でよく使いますが、人を主語にして必要なものを求める場合にも使えます。require + 物、require + 人 + to do が基本の形です。
require を使うときの例文
This job requires good English skills.
- この仕事は高い英語力を必要とします。
All visitors are required to show ID.
- すべての来訪者は身分証の提示が必要です。
間違えやすいポイント
Can I require you a favor?
Can I ask you a favor?
お願いをする定型は ask someone a favor です。require は require something / require someone to do などの形で必要性や要求を表し、require you a favor という形にはしません。
This job asks good English skills.
This job requires good English skills.
仕事の必要条件を直接述べるなら requires good English skills が自然です。ask は無生物を主語にできないのではなく、This job asks a lot of you. のような形でも使えます。