命令文

命令・禁止・依頼・提案に加えて、掲示や注意書きの命令表現も扱います。

説明

命令文は、主語を省略して指示・依頼・提案を表します。

「座ってください」「急いで!」「一緒に行きましょう」のように、相手に行動を求めたり、一緒に何かしようと誘ったりするときに使います。

相手に直接言う文なので、主語の You はふつう省略し、動詞の原形から始めます。

目的に合わせて、命令・禁止・誘いの3つの形を使い分けます。

Please を添えると丁寧な依頼に変わります。掲示物(No Smoking / Keep Out など)でも命令文の形がよく使われます。

今回のゴール

  • 命令文の作り方(動詞の原形 / Don't + 原形)を覚える
  • please / let's で丁寧さが言えるようになる
  • 注意喚起・掲示文など実生活の命令表現が言えるようになる

命令文の作り方(動詞の原形 / Don't + 原形)を覚える

ふつうの文「You open the door.」から You を省いて、動詞 open から始めると「Open the door.(ドアを開けなさい)」という命令文になります。
「するな」と禁止するときは Don't を頭に付けて「Don't open the door.(ドアを開けるな)」とします。be動詞の文も「Be careful.」「Don't be late.」のように 原形 be を使います。

使い分け
〜しなさいOpen the door.(ドアを開けなさい)
〜するなDon't open the door.(ドアを開けるな)
命令文の3つの形
意味
動詞の原形〜〜しなさい/〜してください
Don't + 動詞の原形〜してはいけない(禁止)
Let's + 動詞の原形〜しましょう(誘い)

例文

肯定文

Open the window.

窓を開けてください。

解説
主語(You)を省略して動詞 Open から始めています。普通の文なら You open the window. ですが、命令文では You を省きます。
be動詞の命令文

Be careful.

気をつけてください。

解説
be動詞でも命令文では原形 be を使います。
否定文

Don't touch that.

それに触らないでください。

解説
「〜するな」と禁止を表すには、動詞の前に Don't を付けます。Don't + touch で「触るな」の意味です。

please / let's で丁寧さが言えるようになる

命令文の前後に please / Let's を添えると、伝わり方を調整できます。
please を添えると「〜してください」と丁寧な依頼になり、Let's を使うと「一緒に〜しよう」と提案できます。
「Open the door.」が指示なら、「Please open the door.」は丁寧な依頼です。

丁寧にする方法
please を添えるPlease open the door.(ドアを開けてください)
提案するLet's go to the park.(公園に行きましょう)

例文

please + 命令文

Please keep quiet.

静かにしてください。

解説
Please を付けて丁寧に指示します。
please + 命令文

Please sit down.

座ってください。

解説
Please を付けるだけでも命令文はかなりやわらかくなります。
Let's(勧誘)

Let's take a break.

休憩しましょう。

解説
Let's は「一緒に〜しよう」と自分も含めて誘う表現です。
Let's not(否定)

Let's not be noisy.

騒がないようにしましょう。

解説
Let's not は「〜するのはやめよう」という意味です。

注意喚起・掲示文など実生活の命令表現が言えるようになる

命令文は、掲示物・標識・公共の案内などの実生活で頻繁に使われます。
街中で目にする英語の看板や注意書きには、動詞の原形で始まる命令文や、Don't で始まる禁止の表現がよく出てきます。No Smoking / Keep Out のような短い掲示表現も合わせて覚えておくと、街中で意味を読み取りやすくなります。

よく見る掲示・注意書き
禁煙No Smoking.(喫煙禁止)
立入禁止Keep Out. / Do Not Enter.(立入禁止)
押す/引くPush. / Pull.(ドアの扉に)
注意喚起Watch Your Step.(足元注意)
静粛にBe Quiet.(お静かに)

例文(掲示物)

禁止の掲示

Please do not use your phone here.

ここでは携帯電話を使わないでください。

解説
Please + do not で丁寧な禁止表現になります。公共施設の案内文でよく使われます。
案内

Be quiet in the library.

図書館では静かにしてください。

解説
Be + 形容詞 の命令文で、その場での過ごし方を指示します。

間違えやすいポイント

Don't to run.

Don't run.

命令文は動詞の原形で始めます。to は不要です(Don't to run → Don't run)。

Let's we go now.

Let's go now.

Let's はすでに「私たちが」の意味を含んでいるので、主語 we は不要です。動詞の原形を直接続けます。

Don't be hurry.

Don't hurry. / Don't be in a hurry.

hurry は動詞なので Don't hurry. のように使います。be + hurry という形は使えません(be の後には形容詞か名詞が必要)。

まとめ

  • 命令文の作り方(動詞の原形 / Don't + 原形)を覚える
  • please / let's で丁寧さが言えるようになる
  • 注意喚起・掲示文など実生活の命令表現が言えるようになる