「〜できる」「〜してくれる?」を表す can / could の違い・使い分け
can と could は能力・許可・依頼・可能性などを表します。could は過去の能力だけでなく、今の丁寧な依頼や、現在・未来の可能性にも使います。
意味の早見表
過去の1回の達成を肯定文で述べるときは was/were able to や managed to が基本です。ただし知覚・理解の could see / could hear / could understand や、否定の could not などは特定の場面にも使えます。
can を使うとき
能力や許可、依頼などを表します。I can help tomorrow. のように、現在の能力や都合をもとに未来の行動を述べることもできます。現在の出来事にしか使えない語ではありません。
can を使うときの例文
I can swim 50 meters.
- 50 メートル泳げます。
Can you open the window?
- 窓を開けてくれる?
could を「過去の能力」で使うとき
「昔は〜できた」と過去に持っていた一般的な能力を表します。 ただし「(あの 1 回) 〜できた」と一回限りの達成を言うときは was/were able to のほうが自然です。
could を「過去の能力」で使うときの例文
I could read English when I was ten.
- 10 歳の頃には英語が読めました。
She could play the piano very well as a child.
- 彼女は子供の頃ピアノをとても上手に弾けました。
could を「丁寧な依頼」で使うとき
Could you ...? は依頼を控えめに表す言い方です。Can you ...? も幅広い相手に使え、丁寧さは please や声の調子、依頼の内容にも左右されます。
could を「丁寧な依頼」で使うときの例文
Could you tell me the way to the station?
- 駅までの道を教えていただけますか?
Could I use your phone for a moment?
- 少しお電話を使ってもよろしいでしょうか?
一般的な可能性と、今回の可能性
can は「そういうことがあり得る」という一般的な可能性を表せます。could は「今回はそうかもしれない」と現在・未来について推測する場合にも使います。この could は過去の意味ではありません。
一般的な可能性と、今回の可能性の例文
This road can be dangerous in winter.
- この道は冬に危険になることがあります。
The road could be icy tonight.
- 今夜は道路が凍結しているかもしれません。
表現で変わる意味・ニュアンス
次の表現はどちらも使えます。伝えたい内容や場面に合わせて選びましょう。
Can you please send me the file by tomorrow?
Could you please send me the file by tomorrow?
どちらもファイル送付の依頼です。Could you は依頼をより控えめに伝えます。Can you please も丁寧な依頼として使え、仕事で使うこと自体が失礼になるわけではありません。
間違えやすいポイント
Yesterday I could finish the report on time.(実際に仕上げたと伝える場合)
Yesterday I was able to finish the report on time.
「昨日、実際に仕上げられた」という1回の達成を明確に伝えるなら was able to や managed to が基本です。could だけでは、できる状況だったことと、実際に実行したことを区別できません。