「望む」を表す want / hope / wish の違い・使い分け
want ・ hope ・ wish はどれも「望む」と訳せますが、欲求を直接述べるのか、実現を願うのか、現実と違う状況を思い描くのかで使い分けます。wish to do のような改まった言い方もあります。
意味の早見表
want を使うとき
「〜が欲しい」「〜したい」と、直接的に欲求を述べるときに使う日常語です。物にも行動にも使えます (want a bike / want to go)。子どもにも大人にも頻出する基本動詞で、特別な改まりはありません。
want を使うときの例文
I want a new smartphone.
- 新しいスマートフォンが欲しいです。
I want to study abroad next year.
- 来年は留学したいです。
hope を使うとき
望むことが実現してほしいと願う語です。未来については hope (that) + 現在形 / will がよく使われます。hope to do も使え、まだ結果を知らない過去のことなら I hope you enjoyed the trip. のように過去形も続けられます。
hope を使うときの例文
I hope it doesn't rain tomorrow.
- 明日雨が降らないといいなと思います。
I hope you have a great time.
- あなたが素敵な時間を過ごせるよう願っています。
wish を使うとき
「〜ならいいのに」と現実とは違う願望を表すときは、 wish (that) + 主語 + 動詞 (過去形・過去完了) などの形を使います。一方、wish to do は want to do を改まって述べる言い方で、実現が難しいとは限りません。"I wish you a Merry Christmas." のように、相手に幸福を祈る表現にも使います。
wish を使うときの例文
I wish I could fly.
- 空を飛べたらいいのに。
I wish you a happy birthday.
- すてきな誕生日になりますように。
I wish to speak to the manager.
- 責任者の方とお話ししたいのですが。
表現で変わる意味・ニュアンス
次の表現はどちらも使えます。伝えたい内容や場面に合わせて選びましょう。
I hope I can join you tomorrow.
I wish I could join you tomorrow.
hope の文は「明日参加できるといいな」と実現を願います。wish の文は、参加できない事情があるなど、現実と違う状況を思い描いて「参加できたらいいのに」と述べています。
間違えやすいポイント
I wish she comes to the party.
I hope she comes to the party.
「来てくれるといいな」という願いには hope she comes が自然です。「来るはずだ」という予測とは異なります。現実と違う願望を wish + 節で表す場合は、過去形や could / would などを使います。